私が出勤前に立ち寄るお店の1つに、駅前のカフェがある。
そこは、社員らしき女性が仕切るカフェ。
数ヶ月前に、新しいスタッフが入った。 40代後半?だと思われる女性。
まだ入ったばかりと思われるその新人スタッフは、 レジの打ち方もままならない。 おそらく、要領の悪いタイプだと言う事は、 初めて見た私にも分かるくらいに手際が悪かった。
朝のカフェは、すこしばかりレジに人が並んでいて、 忙しそうだった。 そこへ新人スタッフの慣れないレジ打ち。 カフェカードの精算の仕方もわからない。 オーダーの通し方、レジ待ちのお客様へのフォローもわからない。 そんな新人スタッフを、イライラしながら あれこれと指示を出す女性社員。
その光景を見ながら、 上に立つ人間は、これではダメだなと思った。
分からない事は当たり前なのである。 入ったばかりなのだから。 確かに要領が良い人間もいる。でも全ての人がそうじゃない。 だんだんと覚えて行くものなのだ。この新人スタッフは、おそらく人よりも物覚えは遅いだろうと 容易に想像はつく。 でも、お客様の前でそのイライラ感は社員として失格であると 私は思った。
今日、久しぶりにその新人スタッフがレジをやっていた。
数ヶ月ぶりにその新人スタッフを見た気がした。 相変わらず要領は悪い(苦笑) それでも、入りたての頃よりは動きも良くなっていた。 「慣れましたね(^-^)」と声をかけたかったのだが、 隣の女性社員がやはりイライラ感丸出しで指示を出しているのを みて、声をかけ損なった。
朝のカフェは、笑顔で気持ち良く接客してもらいたい。
女性社員が、お客様に向ける笑顔を、その新人スタッフさんにも見せてあげれば、きっと新人スタッフも笑顔を作れるだろうにと感じた。
人に教えるって大変だよね。
次行く時は、声をかけたいなぁ~ 笑顔で接客できるように、
すこしだけ魔法をかけてあげたい。私は、笑顔で接客する術をしっているから。
でも、そんなことを思っていたら、そのカフェが閉店してしまった。
声がかけられなくて残念だったけど、それよりも、朝コーヒーを買うお店が近くになくなってしまったことが、もっと残念だ。
いくら姉さんでした。