新幹線で利用できるWi-Fi(無線LAN)は、乗る路線や区間、そして乗る車両タイプによって利用できる場合とできない場合があります。東海道新幹線の東京~新大阪間、東北新幹線の一部車両だけなのです。
いつも東海道新幹線に乗ると、Wi-Fiを使おうかなと思うのですが、設定がわからずに使ったことが無いという方も多いかと思います。
新幹線でWi-Fiが利用できる区間は?
東京~新大阪間と、東北新幹線の東京~新青森までの一部車両のみで利用可能です。これ以外の区間はまだサービスはありません。
新幹線でWi-Fiが利用できる車両の種類は?
新幹線でWi-Fiが利用できる車両は、東海道新幹線のN700系とN700A系、それから、東北新幹線のE5系の一部車両のみとなっています。意外と少ないですよね。
新幹線でWi-Fiを利用する方法は?
新幹線でWi-Fiを利用したい場合には、ただ無線LAN搭載のPCや、タブレット、スマートフォンがあれ場良いという意味ではないんですよ。じつは、あらかじめWi-Fiサービスを提供する会社との契約をしておかなければなりません。
「無線LANが新幹線で使えるようになった!」
と言われたら、誰もが、端末さえ持っていけば利用できる!って思いませんか?しかしそこには大きな落とし穴がありました。「利用するためには、あらかじめ契約しておかなければ、利用できないのです。」もう少し、ここら辺を詳しく説明しておいてほしいですよね。JRさん!
では、あらかじめ提供されているWi-Fiサービスって何でしょうか。
新幹線でWi-Fiサービスを提供する会社は下記の5社です。
1、docomo-Wi-Fi
2、NTTフレッツスポット
3.HOTSPOT
4、BBモバイルポイント
5、UQ_Wi-Fi
このどれかの会社と契約してあれば、東海道新幹線内(東京~新大阪)でのWi-Fiを利用することができます。
東北新幹線で提供されているものは、訪日外国人向けのフリーWi-Fiサービスなので、こちらはメールアドレスを登録すればだれでも利用することができます。日本人でも利用できます。
東海道新幹線のWi-Fiサービスが繋がりにくい
実は、東海道新幹線のWi-Fiサービスが繋がりにくいという評判が多い事を知っていますか?利用者に対して、回線容量が不足していることが原因と言われています。
東海道新幹線のWi-Fiサービスの容量は2Mbpsです。接続可能な人数は120人~130人くらいまでが上限であろうと言われているのですが、N700系の定員約1300人のたったの1割しか容量がないんです。ですから、1割以上の人が利用すると、当然ですが回線がつながりにくくなるという状況が発生します。いくらなんでも容量が小さすぎますね。
つまり、使いたくても使えないのが、東海道新幹線のWi-Fiサービスなのでした。
この事実を知らずに、あえて上記5社とサービス利用の契約をしてしまったら、無駄になってしまうかもしれませんね。
新幹線の中でWi-Fiを使いたいのであればポケットWi-Fiなどを個別に契約してもっている方がよさそうですね。